ソロモンとシバの女王
ピエロ・テラ・フランチェスカのフレスコ画 聖フランチェスコ寺院 イタリア アレッツォ 15世紀 ソロモン王は、伝統によれば、「三つの世界を知っている」人であり、神秘的世界に対して、深い洞察力をもつた王であった。 このような知識をもつことによって、巨大なオカルト的能力を身につけることができるが、それはかならずしも正当な使われ方をされるとはかぎらない。 ソロモンは「知恵」(「力の柱」の上にある「ホフマ」)をもつていたにもかかわらず、「形の柱」の制約に無頓着だったので、一時は狂気におちいり、王権と霊との内的結びつきを失ってしまった。 最高に向上した人すら、このような失敗がありうるのである。 知識はかならずしも十全ではない。 それは「ビナァ」(理解)とのバランスを必要とする。 ゼヴ・ベン・シモン・ハレヴィ著 大沼 忠弘訳 ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 箴言でもコヘレトでも意味不明なところは、自分の知らない違う世界のことですかね。