ディンギー レーザー(ILCA 7)
ディンギー レーザー(ILCA 7) また、昔話です。 25歳ごろ、ヤマハのシーホッパーを中古で購入し、暇さえあれば夢中になってディンギーに乗っていました。 でも、やっぱり憧れはレーザーでした。 いつかレーザーに乗りたいと思っていましたが、当時でも新艇は50万円ほど。若かった自分には給料の倍以上もする船で、とても簡単に買えるものではありませんでした。 そんな時、ジャパン・グアム・ヨットレースに一緒に参加した大貫さんから、「処分するレーザーがある」と声をかけてもらい、5万円で譲っていただきました。 ここから自分のレーザーセーラーとしての日々が始まります。 フリートに入り、仲間とトレーニングをして、レースにも参加するようになりました。 レーザーはとてもシンプルな一人乗りのディンギーです。同じ船、同じような艤装で競うワンデザイン。船の性能よりも、風を読み、波を読み、船を走らせる人間の技量がそのまま結果に出ます。 楽しい日々でした。 ただ、そのころには自分の頭の中に大西洋単独横断レースという夢が生まれていました。 レーザーに乗りながらも、次第に大西洋横断のための資金集めや準備に夢中になっていきました。 今振り返ると、レーザーフリートには独特の連帯感がありました。 もちろん規模もレベルもまったく違いますが、フランス・ブルターニュのPôle Finistère Course au Largeにも、どこか似たものを感じます。 同じ場所にセーラーが集まり、一緒に練習し、競い合いながら上手くなっていく。 今回のThe Ocean Race Atlanticで優勝したポール・メイヤ、そして2位を争ったフランチェスカ・クラプシッチも、ディンギーからレーザー、オリンピック、そして外洋レースへと進んできたセーラーです。(詳しくは前のブログに書きました。) 小さなディンギーで覚えた、 風を見る。 船を感じる。 相手を見る。 そして自分で判断する。 これは、巨大なIMOCAに乗っても変わらないのかもしれません。 昔「レーザー」と呼んでいた船は、現在の国際クラスではILCAと呼ばれ、スタンダードリグはILCA 7となっています。そして今もオリンピックの正式種目です。 50年以上前に生まれた、とてもシンプルな一人乗りヨット。 それでも世界中で乗り続けられている。 レーザーは、...