ハバットハウスでの学び
ヨットと聖書、そして茶の湯へ ― ハバットハウスでの学び ― 大西洋横断レース、そして単独太平洋横断を終えて、私は地元の銚子マリーナに戻りました。 次の目標は 無寄港世界一周。 夢は大きかったのですが、現実は厳しい。 スポンサー企業を探しましたが、なかなか見つかりません。 当時必要と言われた資金は 約3億円。 「それなら自分で稼ぐしかない」 そう思い、金儲けの勉強を始めました。 そこで出会ったのが 株式投資でした。 300万円ほどの資金から始め、運にも恵まれ、ましたが。 しかし、ちょうど アベノミクスの時期。 どうしても安倍政権の経済政策を信じきることができず、途中で投資をやめました。 その資金で 家と船を購入し、 私の「お金儲けの旅」は一度そこで終わります。 けれど、金儲けを学ぶ過程で、 あることに気づきました。 世界のお金の流れを学ぶと、必ずユダヤの思想に行き着く。 そこから私は、 聖書とユダヤ思想を学び始めました。 赤坂の勉強会、 ヘブライ語博士 手島先生の教室に通うようになります。 ちょうどその頃、 ユダヤ教団 ハバット(Chabad) でも手島先生が講師を務めており、 その勉強会にも参加するようになりました。 やがてシナゴーグにも通い、 ユダヤの教えを直接学ぶ機会を得ました。 学びはとても楽しく、 聖書、タルムード、カバラなど、 新しい世界がどんどん開けていきました。 けれど途中で、 私は一度すべてを 「洗脳解除」 します。 自分はどうも、 組織や団体に属する生き方には向いていない。 やはり 独学と自由のほうが性に合う。 そう思い、そこからは 自宅で一人、聖書やユダヤ思想を読み続けました。 それでも、気づけば 10年近く学んでいました。 ハバットの本部は ニューヨーク・ブルックリンの 770(セブンセブンティ)。 また、そのルーツは ウクライナ にあります。 本当はその地を訪ねる旅をしたかった。 しかし当時はそこまでの余裕がなく、断念しました。 ただ一度、 フランスの世界一周ヨットレースを観戦しに行ったとき、 プロヴァンス地方を訪れました。 そこには、 カバラ発祥のシナゴーグが残るゲットーの町があります。 宗教的な巡礼のような旅で、 観光のような楽しい思い出ではありません。 けれど、 プロヴァンスのハーブ畑は美しかった。 その素朴な...