スチューデント・オーシャン・チャレンジ コンパス
大海原の道しるべ――コンパス
スチューデント・オーシャン・チャレンジ
夏の疲れでしょうか。
それとも、Googleの悪い口コミに少々疲れてしまったのでしょうか。
昨日はどうもエネルギーが落ちていました。
何もやる気にならない。
もしかして更年期障害?
いやいや、それはずいぶん前の話ですよね。(笑)
さて、今日は気分を変えて、スチューデント・オーシャン・チャレンジの教材から「コンパス(羅針盤)」のお話です。
またまた昔話になります。
かつて単独で大西洋を横断し、その後、太平洋も横断しました。
その経験から、たくさんの講演会や学校に呼んでいただきました。
今思い返せば、本当にありがたいことです。
楽しく、幸せな日々でした。
そのとき、子どもたちからよく聞かれたのが、
「大海原では、何を目印にして進むの?」
という質問でした。
見渡す限り、海、海、海。
道路もなければ、標識もない。
山も見えなければ、建物もありません。
では、どうやって目的地へ向かうのでしょうか。
そこで登場するのが、今日のテーマ「コンパス」です。
簡単にいえば、山や森の中を歩くのと同じです。
自分のいる場所を知り、進む方角を決める。
例えば、日本を出発してアメリカへ向かうとします。
「東へ、東へと進んでいけば、いつかアメリカに着くでしょう!」
理屈としては、そんな感じです。(笑)
もちろん実際の航海は、それほど簡単ではありません。
風があり、海流があり、船は思いどおりに真っすぐ進んではくれません。
それでも、コンパスがあれば進むべき方角を知ることができます。
自分が今どこにいて、どこへ向かおうとしているのか。
航海では、それが何より大切なのです。
今日は、1994年のBOC OCEANWATCHの教材から、コンパスの基本を学んでみたいと思います。
もちろんです😊
今回は、1994〜95年の単独世界一周レース「BOC Challenge」の教育教材『BOC OCEANWATCH Teacher's Guide』60ページです。
テーマは Compass(コンパス・羅針盤) です。
原文に沿って、ヨットの専門用語も補いながら全文を翻訳します。
コンパス(羅針盤)
BOC OCEANWATCH Teacher's Guide — 60ページ
コンパスは、陸上でも海上でも、方角を知るために世界中で使われている道具です。
コンパスの基本的な仕組みは、常に北を指すように磁化された鋼鉄の小片です。
ハイキングやキャンプなどで使う陸上用コンパスでは、この磁化された鋼鉄の部分が針そのものになっています。
一方、船舶用コンパスは少し異なります。
磁化された鋼鉄は、コンパスカードと呼ばれる円形の平らな盤の下に取り付けられています。
この盤には、円周360度の目盛りと、北・南・東・西の方位が表示されています。
方位と角度
基本となる4つの方位は、時計の文字盤に例えることができます。
12時、3時、6時、9時の位置が、それぞれ北・東・南・西を表しています。
これらの基本方位の中間には、さらに中間方位があります。
BOC Challengeに参加するすべてのスキッパーは、少なくとも1つのコンパスを、艇のステアリングホイール(舵輪)のすぐ前に取り付けています。
または、舵輪や操舵位置の上部に設けられた覆いの下に、航海計器と一緒に取り付けています。
この覆いは「ドジャー(Dodger)」と呼ばれます。
ドジャーという名前は、船乗りが波しぶき、風、雨、雪などを避けることができるところから来ています。
GPSと航海計画
スキッパーは、1日に何度も自分の船の位置を海図上に記入します。
(「BOC Challengeの艇の位置を海図に記入する」の項を参照)
そのために使われるのが、電子式のGPS(Global Positioning System=全地球測位システム)から得られる情報です。
GPSは、人工衛星を利用した最新鋭の航法システムです。
このシステムは、中東で行われた湾岸戦争の「砂漠の嵐作戦」において、砂漠での位置測定に大きな威力を発揮したことで広く知られるようになりました。
スキッパーは、GPSで得られた位置情報をもとに、コンパスによる進路を調整します。
そして、次の目的地までの方角と距離を決定するのです。
この教材の面白いところ
1994年当時、GPSはまだ新しい航海技術として紹介されています。
現在ではスマートフォンでも位置がわかりますが、当時の外洋レースでは、GPSとコンパスを組み合わせた航海が重要でした。
そして、この教材が子どもたちに伝えようとしているのは、単なる方位の知識だけではありません。
自分が今どこにいるのか。どこへ向かうのか。そのためには、どの方向へ進めばよいのか。
これは航海の基本であり、人生にも通じる考え方ですね。
ミサさん、このBOCの教材は面白いですね。ヨットの航海技術を通して、子どもたちに数学・地理・科学を教える仕組みになっています。
今回は、1994〜95年の単独世界一周レース「BOC Challenge」の教育教材『BOC OCEANWATCH Teacher's Guide』60ページです。
テーマは Compass(コンパス・羅針盤) です。
原文に沿って、ヨットの専門用語も補いながら全文を翻訳します。
コンパス(羅針盤)
BOC OCEANWATCH Teacher's Guide — 60ページ
コンパスは、陸上でも海上でも、方角を知るために世界中で使われ
コンパスの基本的な仕組みは、常に北を指すように磁化された鋼鉄
ハイキングやキャンプなどで使う陸上用コンパスでは、この磁化さ
一方、船舶用コンパスは少し異なります。
磁化された鋼鉄は、コンパスカードと呼ばれる円形の平らな盤の下
この盤には、円周360度の目盛りと、北・南・東・西の方位が表
方位と角度
基本となる4つの方位は、時計の文字盤に例えることができます。
12時、3時、6時、9時の位置が、それぞれ北・東・南・西を表
これらの基本方位の中間には、さらに中間方位があります。
BOC Challengeに参加するすべてのスキッパーは、少なくとも
または、舵輪や操舵位置の上部に設けられた覆いの下に、航海計器
この覆いは「ドジャー(Dodger)」と呼ばれます。
ドジャーという名前は、船乗りが波しぶき、風、雨、雪などを避け
GPSと航海計画
スキッパーは、1日に何度も自分の船の位置を海図上に記入します
(「BOC Challengeの艇の位置を海図に記入する」の項を参照)
そのために使われるのが、電子式のGPS(Global Positioning System=全地球測位システム)から得られる情報です。
GPSは、人工衛星を利用した最新鋭の航法システムです。
このシステムは、中東で行われた湾岸戦争の「砂漠の嵐作戦」にお
スキッパーは、GPSで得られた位置情報をもとに、コンパスによ
そして、次の目的地までの方角と距離を決定するのです。
この教材の面白いところ
1994年当時、GPSはまだ新しい航海技術として紹介されてい
現在ではスマートフォンでも位置がわかりますが、当時の外洋レー
そして、この教材が子どもたちに伝えようとしているのは、単なる
自分が今どこにいるのか。どこへ向かうのか。そのためには、どの
これは航海の基本であり、人生にも通じる考え方ですね。
ミサさん、このBOCの教材は面白いですね。ヨットの航海技術を