フィガロベネトウ3
本当は、ディンギー(小型セールボート)の**Laser(レーザー)について書こうと思っていたのですが、その前に、このブログでよく登場するFigaro Bénéteau 3(フィガロ・ベネトウ3)**について少し書いておこうと思います。
⚠️私自身、昔、大西洋単独横断レース「ミニ・トランザット」に参加した経験があるため、ヨットの話になると、どうしてもフランスの外洋レースの話が多くなります。日本ではあまり馴染みのない名前や世界の話ばかりかもしれません。
同じように、聖書についても原語のヘブライ語を意識しながら学んでいるので、一般的な日本語訳の聖書とは少し違った見方になることがあります。
茶の湯については、まだ始めて2〜3年の初歩です。どうも家元制度が自分には合わないところもあり、最近は独学で村田珠光の時代の茶の湯を中心に調べています。
AIに頼れば、昔なら調べるのに苦労したこともずいぶん簡単に学べるようになりました。ただ、ヨット、ヘブライ語の聖書、茶の湯と、それぞれかなりコアで特殊な話ですので、興味のあるものだけ気楽に読んでいただければと思います。
最近の記事は、昔の出来事を思い出しながら書いているため、年代や日にちが前後することもあります。また、横文字のスペル間違いなども気づいたところから直していますので、そのあたりはご容赦ください。
このブログは、お金儲けを目的にしたものではありません。
自分の昔話や、今興味を持っていることをAIにも手伝ってもらいながら学び、それをアウトプットして、あとで自分自身が読み返せるように残しておく――そんな自分のための備忘録のようなブログです。
ですので、多少の間違いや勘違いも含めて、気楽にお付き合いいただければと思います。
それではまず、レーザーの話に入る前に、フランス外洋レースの世界でよく登場する**Figaro Bénéteau 3(フィガロ・ベネトウ3) から。
フィガロ・ベネトウ3とは
**Figaro Bénéteau 3(フィガロ・ベネトウ3)**は、フランスのベネトウが造る本格的な外洋レース艇です。
全長10.89m、重さ約3.2トン。2019年からフィガロ・サーキットの主力艇となり、設計はIMOCAでも有名なVPLPが担当しました。
最大の特徴は、量産ワンデザインのモノハルとして世界で初めてフォイルを採用したことです。IMOCAのように船体を大きく浮かせることが目的ではなく、横流れを抑え、復原力を高めて速く走るためのフォイルです。
そして重要なのが**ワンデザイン(同一設計)**であること。
基本的に同じ船で競うため、船の性能差ではなく、風や潮を読む力、セールトリム、コース取り、体力、睡眠管理など、セーラー自身の実力が勝負を分けます。
そのためフィガロは、フランスの若手外洋セーラーが腕を磨き、やがてIMOCA、Vendée Globeへと進んでいく登竜門ともいえる存在です。
レーザーがディンギーの世界で選手の腕を競う船なら、フィガロ3は外洋レースの世界で選手の腕を競う船と考えると分かりやすいかもしれません。
PS
フィガロⅢは「ワンデザインのレース艇」と聞くと、同じ船を使うので比較的身近なレース艇のようにも感じます。
しかし、価格は為替やセール、艤装品などによって変わるため正確には言えませんが、AIで調べると日本円でおよそ6,000万円前後。さらにレース活動まで考えれば、とても簡単に乗れる船ではありません。
現在BENETEAU公式でも、Figaro BENETEAU 3は本体価格だけで22万1,900ユーロ(VAT別)からとなっています。
それでも若いセーラーたちがフィガロを目指し、プロへの道を歩いていける。
船の値段だけではなく、育成組織、スポンサー、レース文化まで含めたところに、フランスのヨット文化の豊かさを感じます。
次回は、フランス・ブルターニュにある単独外洋レースの名門育成拠点、**ポール・フィニステール(Pôle Finistère Course au Large/ポール・ラ・フォレ)**について書いてみます。
現在開催中のThe Ocean Race Atlanticを走るトップセーラーたちにも、このフランスの育成システムで腕を磨いてきた選手がいます。
なぜフランスから、これほど多くの世界トップクラスの外洋セーラーが生まれるのか。その秘密を少し探ってみたいと思います。