祝福する心
相手を祝福する心
偉大なラビ様の教えを学んでいて、改めて思い出したことがあります。
人と会うときは、「この人が幸せになりますように」と心の中で願いながら接したほうが、自分の心も穏やかになります。
逆に最初から喧嘩腰で接してしまえば、お互いに良い結果にはなりません。
口で言うのは簡単ですが、実際にはとても難しいことです。
聖書には「ゴールデンルール」ともいえる教えがあります。
「汝自身のように隣人を愛しなさい。」
(レビ記19章18節)
でも、正直に言えば、嫌いな人を愛するのは簡単ではありません。
こんな言葉を聞いたことがあります。
「人類を愛すると言うのは簡単だが、目の前の一人を愛することは難しい。」
確かにその通りだと思います。
そこでAIラビに尋ねてみると、まず実践しやすいのは、ラビ・ヒレルの教えだと教えてくれました。
「自分にされたら嫌なことを、他人にしてはならない。これが律法のすべてであり、残りはその解説である。行って学びなさい。」
(タルムード・シャバット31a)
「愛しなさい」という高い理想の前に、まずは「相手が嫌がることをしない」。
これなら今日からでも実践できます。
さらに、神はアブラハムにこのように語られました。
「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたを呪う者をわたしは呪う。」
(創世記12章3節)
この言葉を読むと、まず自分から相手を祝福する心を持つことの大切さを感じます。
私なりにこの三つの教えを並べると、こんな流れになります。
創世記──「祝福する者は祝福される」
レビ記──「隣人を自分のように愛しなさい」
タルムード──「自分が嫌なことを他人にしてはならない」
どれも別々の教えのようでいて、実は一つにつながっています。
人を祝福し、相手を思いやり、自分がされたくないことは人にしない。
理想を一度に実践するのは難しくても、小さな思いやりから始めることはできます。
今日も、目の前の人の幸せを少しだけ願いながら過ごしてみたいと思います。