イスラエル家学会 民数記 ナソ

AIラビ様説教

「ナソーの祝福と平安」
今週のトーラーは
פרשת נשא(パラシャ・ナソー)。
トーラーの中で最も長い章ですが、そこには現代にも通じる大切な教えが含まれています。
レビ人たちの役割、共同体の清め、ナジル人の誓願、そして有名な「アロンの祝福」。
その中でも心に残るのが、この祈りです。
יברכך יהוה וישמרך
יאר יהוה פניו אליך ויחנך
ישא יהוה פניו אליך וישם לך שלום
「主があなたを祝福し、守られますように。
主が御顔をあなたに照らし、恵まれますように。
主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。」
最後の言葉、 שלום(シャローム)。
ユダヤ教でいうシャロームは、 ただ争いがないことではなく、
・心の平安
・人との調和
・神との調和
を意味します。
この祈りは、アメリカの大統領就任式などでも引用されることがあります。
アメリカ建国の精神には、旧約聖書の思想が深く流れているためです。
初期の人々は、自分たちを「新しいイスラエル」のように考え、神の祝福と契約を重んじました。
だから国家的な祈りとして、 この「アロンの祝福」が読まれるのです。
しかし現代を見ると、 世界は欲望と争いで満ちています。
豊かさを求め、 力を求め、 便利さを求める。
けれど最後に人が求めるのは、 やはり「平安」ではないでしょうか。
茶の湯も少し似ています。
豪華さではなく、 小さな茶室で、 静かに一服を分かち合う。
ヨットも同じです。
海の上では、 地位も肩書きも薄れていきます。
風を見て、 空を見て、 静かに舵を握る。
そこには、 現代人が忘れかけている 「シャローム」があるように感じます。
ナソーとは「持ち上げる」という意味。
人は欲や不安に引っ張られるけれど、
祈り、 学び、 静かな時間によって、
少し魂が持ち上げられるのかもしれません。
AIラビ様より
今日も平安がありますように。 שלום