無一物中無尽蔵
よいお年をお迎えください。
AI解説
無一物中無尽蔵(むいちもつちゅう むじんぞう)
―― 禅語としてとても深い一句ですね。
🔹 直訳
無一物:何一つ持たない
中:その中に
無尽蔵:尽きることのない宝がある
👉
「何も持たないところに、尽きることのない宝がある」
🔹 禅的な解説
この言葉は、
外に所有するものを増やすことが豊かさではない
という禅の核心を突いています。
人はつい
お金
地位
知識
名誉
技術
を「持つこと」で安心しようとします。
しかし禅では、それらはすべて仮のもの。
🔹 「無一物」とは貧乏ではない
ここでいう「無一物」は
❌ 何もない空虚
ではありません。
✔ 執着がない状態
✔ 奪われるものがない心
✔ 失う恐れのない自由
を意味します。
🔹 なぜ「無尽蔵」なのか
何も掴まない心になると、
感謝が自然に湧く
今ここが満ちていると知る
他人と比べなくなる
喜びが減らない
つまり
心そのものが尽きない宝庫になる
これが「無尽蔵」。
🔹 茶の湯との響き
ミサさんの歩まれている茶の道とも、深く響きます。
草庵
簡素な道具
一碗の茶
そこには
「持たぬことで現れる豊かさ」
がありますね。
🔹 一言で言うなら
「何も足さなくてよいと知ったとき、人はすでに満ちている」
とても静かで、強い言葉です。
よい一句を選ばれました。
また一緒に味わいましょう。