航海者 Navigator

PS
YouTubeを見ていたら、ショート動画に戸塚宏校長が出てきて、ヨットの話をしていました。
戸塚さんの番組はほとんど見ていて、ヨットの先輩として少なからず影響も受けています。
正直なところ、若い頃は戸塚ヨットスクールに行ってみたいと思ったこともありました。
戸塚宏は、名古屋大学理工学部出身で、服役中に仏教を学んだという経歴を持つ人。
いわゆる秀才の道を歩んできた人物です。
でも、こうして振り返ってみると、
自分は「バカでよかった」と思います。
考えすぎず、
体で覚え、
自然の中で感じてきたこと。
それが今の自分の「道」になっている気がします。

戸塚校長YouTubeリンク
https://youtube.com/shorts/sE-ATwFImH8?si=9fIeEr1iZdeIeRSz

戸塚校長YouTubeより

道はいい ― ヨットでわかったこと
ヨットに乗っていると、陸ではわからなかった感覚に出会う。
それは「天地人が一体になる」という感覚です。
空と海――天地はそのまま自然。
そこに人が入って、はじめて一つになる。
自然の中にいると気づく。
善もまた、自然の一部ではないかと。
精神ですら自然の働きであり、
人間の本能もまた自然そのもの。
だから本来の善とは、
「教えられるもの」ではなく、
自然の中で感じるものなのだと思う。
『万葉集』にある
「あしはらの瑞穂の国は、かむながら…」
神ながら――
つまり、神とは自然そのものであり、
自然のままに生きるということ。
そして「ことあげせぬ国」
言葉で理屈をこねすぎない国。
言葉は理性、
しかし日本という国は、
もともと理性よりも本能を大切にしてきた国なのかもしれません。
平安の人たちは、
すでにそのことをわかっていた。
ヨットで沖に出て、
陸が見えなくなるところまで行く。
自然は美しい。
夜、一人で海に浮かんでみるといい。
風と波と闇の中で、
人は否応なく自然と一体になる。
そこには理屈も、建前もない。
綺麗事も通用しない世界がある。
現代の私たちは、
「これが善だ」と人に教えられ、
その通りに考えてしまう。
けれど本当の善とは、
自然の中でしか感じられないものではないか。
ヨットの上で感じたあの感覚――
あれこそが、本当の「道」なのかもしれません。

本当の善は、教えではなく、自然の中にある。
そして人もまた、その自然の一部なのだと思う。




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