知足と草庵
自分へのいましめ
今日の一服
知足と草庵のこころ
今日は「欲張らない」。
もっと欲しい、
もう少しあれば——
そう思った瞬間に、心は苦しくなる。
禅ではこれを離れ、
「知足(足るを知る)」を大切にします。
目にとまったのが、
良寛 の歌です。
わびぬれば心は澄めり草の庵
一日一日を送るばかりに
わびしい暮らしの中に入ってみると、
かえって心は澄んでくる。
豪華なものは何もない草庵で、
ただ一日一日を過ごす。
それだけのこと。
でも、そこには
「足りない」という思いがありません。
あるもので足りている。
今この一日で十分。
考えてみれば、
一杯のお茶も同じですね。
いい道具でなくてもいい。
立派な席でなくてもいい。
ただ、静かに一服を味わう。
それで満ちている。
欲をなくすのではなく、
欲に振り回されないこと。
追いかける生き方から、
立ち止まる生き方へ。
草庵のような暮らしの中で、
今日もただ一日を送る。
それだけで、
心は少し澄んでくる気がします。
今日もこれで、好日ですね。