パンデミックからオイルショック
日本橋から帰って、オイルショックを考えた日
先日、日本橋へ出かけた。
人ごみの中を歩き、田舎の家に戻ると、ほっと一息つく。
その安堵の中で、ふと考えていた。
イスラエル・アメリカ・イラン―中東情勢が、この先のオイルショックにつながるのではないかと。
もともと自分は、自然に寄り添う暮らしや自給自足に憧れている。
けれど現実は、便利な生活にすっかり慣れ、それが当たり前になっている。
30代の頃、フランスへ行く機会が多かった。
フランスは日本の約4倍の面積で、人口はおよそ6700万人ほど。
一方、日本は約1億2千万人。
数字で見ても、密度の違いは明らかだ。
フランスから帰国すると、いつも感じた。
「日本は人が多いな」と。
特に東京の満員電車や昼間の人口の多さは、やはり独特だ。
仕事も同じだ。
30年前は、仕事の奪い合いのような時代だった。
ところが今は、人口減少で職人が足りず、仕事のほうが多い。
どちらにしても、バランスが崩れている。
そんなことを考えながら、家で夕飯を食べていると、ふとひらめいた。
パンデミックとオイルショックは似ている。
どちらも、
・遠くで何かが起きている
・正確な情報が見えにくい
・不安だけがじわじわ広がる
この構造が同じだと感じた。
コロナのときもそうだった。
最初はニュースに怯えたが、しばらくして腹をくくった。
「人はいつか死ぬ」 そう思ったら、過剰に恐れることをやめた。
自分なりの判断で生活し、
人に迷惑をかけない範囲で、普通に暮らした。
考え方の違いで摩擦もあったが、
それもまた人間社会だと受け止めるしかなかった。
今回のエネルギー問題も、同じだと思う。
急に何かが止まるわけではなく、
じわじわと影響が広がっていく。
だから結論はシンプルだ。
それに合わせて生きるしかない。
少し野菜を育てる。
非常食を備える。
やることは、航海と同じだ。
太平洋を渡ったとき、
1日1リットルの水と、限られた食料で50日過ごした。
あれを思えば、日常の備えなど大したことではない。
一番大切なのは、
不安にならないこと。
なるようになる。
金がなくても、生きてはいける。
それは経験で知っている。
理想を言えば、
イエスや仏のように生きられたらいい。
もちろん簡単ではない。
だから自分は、今、少しずつ禅を学んでいる。
スティーブ・ジョブズも惹かれた禅の思想。
そこに、これからの時代を乗り越えるヒントがある気がする。
結局、行き着くところはひとつ。
簡素に生きること。
それが、いちばん強いのかもしれませんね。😊
PS
あらためて出エジプト記を思う。
イスラエルの民は、エジプトを脱出した後、約40年間、荒野をさまよいながら暮らした。
その間、定住せず、仮の住まいである「仮庵(スコット)」のような生活を続け、
遊牧的な暮らしの中で、神に頼りながら生きる民となっていった。
不自由の中でこそ、執着を手放し、
結果として“自由な民”へと変えられていったとも言える。
だからこそ、ユダヤ人は強いのかもしれない。