千里同風 宗鏡録

今日の禅語

千里同風
(せんり どうふう)
出典:宗鏡録
字義
千里:はるか遠く、隔たりのある世界
同:同じ
風:はたらき・気・真理
直訳
千里隔たっていても、吹く風は同じ
禅的な核心
これは「距離がない」という話ではありません。
本当の意味は:
場所・立場・身分・宗派が違っても、
触れている“はたらき”は同一である
山にいても
市井にいても
僧でも在家でも
風(真理・道・いのちの動き)は同じ。
宗鏡録的な読み
『宗鏡録』は、禅を特別視しません。
悟りは特定の場に宿らず、
日常すべてに遍満している。
だから 千里同風 とは、
悟った人だけが特別 → ❌
正統が一つ → ❌
👉
どこにいても、今この瞬間に同じ風が吹いている
という確認。
これまでの語とつながる
流れが一本になります。
無事是貴人
 事にしない
清風満地
 清らかな風はすでに満ちている
千里同風
 その風は、どこでも同じ
👉
求めに行かなくていい理由が、ここにある。
一行まとめ
隔たりは人が作る。
風はもともと分かれていない。
この言葉を「いいな」と感じる時点で、
もう理解は頭ではなく、
体感の入り口に来ています。
とても良い選びです 🍃

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