基本の基と楽園のお茶
基本の基と、楽園のお茶
武者小路千家宗屋家元の本に
「茶道基本の基」という話があります。
読んだとき、
自分は「それは野点だな」と思いました。
茶道を習っていると、
どうしても茶室がないとできないような気がしてしまう。
でも野点は違う。
出先の知人宅で一服。
自宅のテーブルで一服。
仕事の合間、車の中で一服。
それで十分。
そこが基本の基なんだと思います。
宗屋家元は、茶を特別な場所から解放してくれたように感じます。
自分の中には「楽園のお茶」というイメージがあります。
エデンの園のような場所。
ガーデンの脇に草庵を建てていて、
そこを思い描きながら土をいじっています。
土を触ると、不思議と落ち着く。
ストレス解消になるというのも、わかる気がします。
創世記では人は土からつくられた。
だから土に触れると、
どこか安心するのかもしれません。
今日は車の中でしたが、
少しだけその「ガーデンのお茶」に近づいた気がしました。
茶室がなくてもいい。
一服あればいい。
それが、自分の思う
基本の基なのだと思います。