②守破離 生活の糧 職業

水道について

私は、水道の仕事が今の自分の基礎になっています。
自分の父は、下請けの水道屋をしていました。
その父の元で働いていた職人さんの“したでこ”として、私は1年間つかせてもらい、技術を身につけました。
まだ若かった私にとって、それは楽しくて貴重な時間でした。
その後、私は水道とはまったく違う仕事に就きました。けれど、いろいろな職業を経験しても、なかなかしっくりこない。
結局7年後、再び父のもとで手伝いを始めました。
ちょうどその頃、世の中はバブルの真っ只中。
建売住宅の仕事も活発で、一棟一億円を超えるような現場を、自分一人で任され職人の道を歩みます。
茶の湯の「守破離」ではありませんが、それでも私は、仕事を通して収入を得る職人になっていたのです。
そして思い出すのは、ユダヤの教えの一節です。
「息子に働くことを教えない父親は、息子に泥棒になることを教えているにひとしい。」
あの頃、父が私に仕事を体で教えてくれたこと。
職人の背中を見て、自分で考え、手を動かしながら学んだこと。
それが、今の自分を支えている「水道の基礎」になったのだと思います。

レベルは低いけど、自分の歩んだ職人の守破離です。

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