夢中夢 (禅語)

自分ははこれまで、
夢とは、過去に過ぎ去った出来事のように感じてきました。
どんなに良い出来事でも、
過ぎてしまえば、もう戻ることはできません。
そして年を重ねるにつれ、
生きること自体が、夢の中にいるようだ
と感じるようにもなりました。
禅には**夢中夢(むちゅうむ)**という言葉があります。
夢の中で、さらに夢を見ている状態。
目覚めたと思っても、
まだ思い込みの中にいるかもしれない、という教えです。
過去の出来事にとらわれることも、
人生を分かったつもりになることも、
どちらも夢中夢なのかもしれません。
だからこそ禅は、
夢を追うのではなく、
いま、この一歩に立てと教えます。
過ぎた夢に戻らず、
夢の中にいるようなこの人生を、
今という一日として、
静かに生きていきたいと思います。

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