箴言7:21
女が多くの、なまめかしい言葉をもって彼を惑わし、巧みなくちびるをもって、いざなうと、 1955年日本聖書協会訳
משלי ז כא
הטתו ברב לקחה בחלק שפתיה תדיחנו
הטתו ヒタトゥウ 彼を誘惑した 彼を傾けた 5-9-400-6-420
ברב ベロブ 豊富 数多くの 2-200-2-204
לקחה リクハァ 彼女の話 教え 説得 30-100-8-5-143
בחלק べへレク 滑らかさで 甘い調子で 2-8-30-100-140
שפתיה セファテェファ 彼女の唇 口先 300-80-400-10-5-795
תדיחנו タディへヌウ 押し流す 迷わせる 堕落させる タディへヌウ 400-4-10-8-50-6-478
Chat GPT 訳 彼女は多くの言葉によって彼を傾け、唇の滑らかさによって彼を迷わせた。
ラビ的・思考的一言 この節の核心は行為ではなく「言葉」です。罪はまず耳から入り、心を傾け、最後に人を押し流す。まさに「口が(שפה)」が魂を動かす、という警告です。
ラビ注解 ラシ rashi ・ポイント 罪は力ではなく言葉の積み重ねから始まる。
・「רב לקחה(多くの言葉)とは、一度の誘惑ではなく、繰り返される説得。
・人は突然落ちるのではなく、少しずつ心を傾けさせられる。
👉ラシはここで、理性が崩れる最初の入り口は 耳 であると読む。
😊 「夫は遠くへ出かけている」
そんな言葉に、甘い響きが添えられたら、
正直なところ、多くの人は心を動かされてしまうのではないでしょうか。
最近のニュースを見ていて、
あれもまた、行為より先に耳から始まった出来事のように感じました。
人は目で見て転ぶ前に、
言葉を聞いた時点で、すでに半分傾いているのかもしれません。
自分は、人間の弱さというより、
失敗を経験しないまま歳を重ねてしまう危うさを感じます。
失敗していないからこそ、
自分は大丈夫だと思ってしまう。
ハニートラップ――
それは力で縛る罠ではなく、
甘さに身を委ねた結果、気づいた時には流されている罠。
箴言が語る人間の姿は、
今の時代にも、そのまま当てはまっているように思います。