人間の「天と地」
トーラー(旧約聖書)の英知 ラビ・トケイヤー より
(今日の箴言と少し重なるような?)
創世記にも見られるように、天がつくられて地がつくられ、太陽がつくられて月がつくられたというように、この世の中には、バランスのとれた調和というものがある。イスラエル人は、生活をしていく上に、何ごとでも調和のとれていることを重んじる。
人間の肉体は大地に属し、心は天に属している。結婚の行為それ自体は大地に属しているが、しかし夫婦が仲よく生活を築くことは天に属しているのでおのおの調和がとられている。
子供を生むこと自体は大地に属しているが、楽しい家庭を築き、子供に親が犠牲を払うことは、天に属している。人間が生きていくことは大地に属しているが、社会のために尽すとか、隣人と仲よくするということは、天に属している。
イスラエル人にとって、天に属するという概念は精神的なもので、地に属することは動物的なものである。
これはタルムードにある、創世記の解釈の一つである。・・・・・・
われわれの立っている大地のことについてすら、わからないのに、天のことを知るのには、もっと長いことかかるだろう。たとえば天に属すると考えられる人間の思考能力、これは滞在意識を持っているということは、たった70年前に、ようやく発見されたに過ぎない。