「人はこの世に暮らす間、自分が何に立脚しているかをじっくり考えることも、振り返ることもせず、日々それが無へと消えて無くなったかのように思い込んでいる」と。「ゾハール」はまた、我々が地上で正しく生きて行くには、高次の意識だけでは十分ではないとも強調する。その理由は次章で論じるが、我々が暮らしているのは行動の宇宙であるから、実際に行動することが必要だと教えるのである。このような考え方は、「千里の道も一歩から」といった、老子の説く道家の思想にも通じる。
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バール・シェム・トブが読んだ魔術の本に似ていたので衝動買いしました。
少し読んでみたら、今自分が迷路に入っていた精神のこと、カバラーのことを入門書としてわかりやすく書いてあります。
著者はイエシバー大学の助教授で心理学者、翻訳も二人でして、カタカナは東大のタルムード学者の市川先生、おすすめの一冊です。
帯「カバラーを真の源泉としていたユングじつはカバラーの影響を受けていたフロイト」