2017年1月4日水曜日

コヘレト12

①あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたり、年が寄って「わたしにはなんの楽しみもない」と言うようにならない前に、
②また、日や光や、月や星の暗くならない前に、雨の後にまた雲が帰らないうちに、そのようにせよ
③その日になると 、家を守る者は震え、力ある人はかがみ、ひきこなす女は少ないために休み、窓からのぞく者の目はかすみ、
④町の門は閉ざされる。その時ひきこなす音は低くなり、歌の娘たちは皆、低くされる。
⑤彼らはまた高いものを恐れる。恐ろしものが道にあり、アメンドウは花咲き、いなごはその身をひきずり歩き、その欲望は衰え、人が永遠の家に行こうとするので、泣く人が、ちまたを歩きまわる。
⑥その後、銀のひもは切れ、金の皿は砕け、水がめは泉のかたわらで砕ける。
⑦ちりは、もとのように土に帰り、霊はこれを授けた神に帰る。
⑧コヘレトは言う、「空の空、いっさいは空である」と。
⑨さらにコヘレトは知恵があるゆえに、知識を民に教えた。彼はよく考え、尋ねきわめ、数多の箴言をまとめた。
⑩コヘレトは望ましい言葉を得ようとつとめた。また真実の言葉を正しく書きしるした。
11)知者の言葉は突き棒のようであり、またよく打った釘のようなものであって、ひとりの牧者から出た言葉が集められたものである。
12)わが子よ、これら以外のことにも心を用いよ。多くの書を作れば際限がない。多く学べば体が疲れる。
13)ことの帰する所は、すべて言われた。すなわち、神を恐れ、その命令を守れ。これはすべての人の本分である。
14)神はすべてのわざ、ならびにすべての隠れたことを善悪ともにさばかれるからである。