ハヌカには、ハヌカのこまをまわす。運命がどんなにきびしくとも、まわっているかぎり、こまが倒れないように、ぼくらも神を中心にしてまわりつづけようという教えを学ぶためだ。こまの4面にはヘブライ語で、「ここに すばらしい 奇跡が 起きた」としるしてある。
人生には、いろんなことが起きる。しかし、ひとりだってよい。ふんばって回転すれば倒れることがない。
ハヌカとは、ヘブライ語で「献堂」の意味である。おのれ自身をささげる者のみ、最後に勝利することができる。
ハヌカのランプは、どこの家庭でも窓のちかくにおいて、そとから光がそぞけるようにしなければならない。
くらい夜道をあるくひとにも、希望のひかりを投げかける心くばりこそ、ハヌカの精神をもっともよくひょうげんしている。