2016年9月12日月曜日

正義 正義

申命記  16ー20

「正義、正義だけを追い求めなければならない」
なぜここに二回も正義(ツェデク)が繰り返されているのか。
正義を追い求めることは人間の最も高い理想として大切だが、この正義はまた正義にかなった方法で追い求めなければならない。
すなわち「正義を正義で追い求めよ」の意。目標が正義にかなっていればそれに達する方法はどうでもいいわけではない。
さらに「正義」が2回繰り返されるということは、正義を追求するさい、一方的になってはいけないということも教えてくれている。常に自分達の方が正しいと主張する人がいるかと思うと、相手の意見を尊重しすぎるあまり自分の側にも正義があることを忘れてしまう人もいる。
二つの意見があって、両方とも正義にかなっている場合、この2つの意見の合意点を見つけるのは、二つの意見の片方を独断的に正しいとし、それを支持することよりは、はるかに難しい。
それでトーラーは「正義」を二度も繰り返して、「あなたは正義、正義(両方の正義)を追い求めなさい」と述べ、「そうすればあなたは生きながらえて、あなたの神、主が賜る地を所有するにいたるであろう」と約束しているのです 。           ラビ ピンハスの教え


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気づきました。

言葉が通じないのは、お互いに正義が違うからですね。
コミュニケーションミスは、自分の正義を人に押し付けるからですね。
相手を理解することも大切ですね。